ゴールデンカムイ聖地巡礼ログ

公共交通機関で巡るゴールデンカムイ聖地巡礼の旅記録

おひとり様ゴールデンカムイ聖地巡礼 札幌市街地

最終日は、札幌市時計台日本基督教団札幌教会、中島公園サッポロビール博物館に行きました。

札幌市時計台


まずは東西線で大通駅まで行き、徒歩5分くらいで時計台へ。札幌編で度々登場する時計台。さすが札幌の顔とも言えるスポットだけあって観光客がたくさん。中には入らず、外観をサッと撮って次の教会へ。

日本基督教団札幌教会


27巻264話以降、アシリパさんとソフィアが拉致された教会。時計台から歩いて10分弱で到着。全然人気がないです。


27巻266話「幕府に対して蜂起を計画していたのだ」理論的でわかりやすく、きちんとした言葉遣いの鶴見中尉の喋り方が好きです。
建物は想像よりカラフルで、童話に出てきそうな外観。中に入れるかわからなかったですが、作中の教会内部は開拓の村の「⑰旧浦河公会会堂」なので、こちらも外観のみ。

中島公園

大通駅まで戻って(徒歩6〜7分)南北線中島公園駅へ。28巻280話、菊田特務曹長のスパイ現場の風景を撮りたかったのですが、全〜部雪!!!どこが池なのかもわからず、すんごい広くてただ一面の雪景色を見ただけになってしまった…。しかも写真は月寒あんぱんしか撮ってない。次回時間あれば再チャレしよう…菊田さんごめんなさい!

レストラン コートドール

s.tabelog.com

時間カツカツでランチを予約してたコートドールさんへ。中島公園駅から南北線で大通駅まで戻り、東西線に乗り換えて西28丁目駅へ。行ったり来たりだわ。
コートドールさんは2021年2023年のフレンチ百名店に選出されてる有名店のひとつ。北海道はフレンチのレベルが高く、食材も良くとてもリーズナブルなので、北海道旅行の際はフレンチに行くことが多いです。ひとりフレンチランチは朝飯前です(?)


とてもクラシカルで重厚な雰囲気の中、王道かつとても丁寧な内容で美味しかったです!全11品で1万円はリーズナブル。ランチとは思えない充実ぶりでした。ヒンナヒンナ!

サッポロファクトリー

もう歩きたくないのでタクシーで、まずはサッポロファクトリーへ。

sapporofactory.jp

営業時間:10:00〜20:00
定休日:無し
アクセス地下鉄東西線「バスセンター前」駅下車、8番出口より徒歩3分

元々はサッポロビール工場だった跡地を再開発して複合商業施設となりました。なので原作軸だとファクトリーの場所で戦いが繰り広げられたということになります。


当時の面影があるのが、蔦に覆われたレンガ館。広場に面した正面入り口が、25巻249話、牛山「こないだ抱いた娼婦にそっくりだ」の背景で、娼婦役門倉の待機場所かと思いきや、窓の構造が違う!この写真と同じ画は作中出てこないので、恐らく撮り忘れてるここの裏側↓


模型のこの画だと合ってる。現サッポロファクトリーレンガ館の裏側。でもここはトニ組娼婦・房太郎の待機場所のはず。25巻249話でちょうど↑の荷馬車があるあたりに房太郎が立ってます。房太郎の頭上に、↑左側のギザギザ屋根が見えるので間違いないはず。


房太郎待機場所から左に回り込んだところの模型。土方組娼婦・夏太郎の待機場所は、目線よりちょい上に☆マークがあるところなので、↑ここかなあと思ったんですが、夏太郎の後ろに、模型では張り出してる小屋?が見えない。

サッポロビール工場編は、おそらく現サッポロファクトリーサッポロビール博物館、博物館内に展示してある当時の模型を組み合わせた構造になってると思いますが、後述する2箇所に時間を割きすぎて内部展示全然撮ってないんです。ただでさえ立体的な想像が難しいのに!

サッポロビール博物館

時間が押してるのでタクシーで博物館へ。今回の旅で訪れた施設の中で1番人が多かったです。閉館間近でも外国人観光客で賑わってました。

www.sapporobeer.jp

開館時間:11:00〜18:00 (最終入館17:30)
休館日:月曜日(有料の試飲ツアーがお休みで博物館内の見学はできます)
アクセス
さっぽろ駅から東豊線東区役所前→徒歩10分
・札幌駅から「サッポロビール園・アリオ線路線バス」「ファクトリー線路線バス」で直通

アリオ線は札幌駅北口〜サッポロビール園間ノンストップで30分間隔。ファクトリー線も30分間隔。但し時計台や大通からも乗れます。


25巻250話、宇佐美「すみませーん、ここが札幌ビール工場ですよね?」


26巻251話、永倉が訂正の花火を打ち上げたシーン

26巻256話で尾形が宇佐美を窓2枚抜きで狙撃したシーンと、同話で鶴見中尉が撃たれた宇佐美を兵士たちの前で抱き抱えるシーンと同じ画になる場所を、ど〜〜しても撮りたかった!


尾形の方は建物の重なり具合と、オストログがドガシャした窓の形と建物の構造からここかなあと。向こうに見える3階建くらいの建物から狙撃?でもドガシャした後に三角屋根に落下してるので完全一致しない。模型だとわかるのかもしれないので、次回リベンジ。正確には内部からか空撮じゃないと作中と同じ画にならなそう。


鶴見中尉の方は塔や外壁は同じ所があるのに、どの角度でも反転させても同じ画にならず。


原作オリジナルか、繋ぎ合わせか。博物館の裏の方だから人気もない場所でひとり延々写真撮ってる怪しい人物でした。


26巻253話、尾形がホームレスおじさんに外套を着せて三八式を取りに行かせた場所。ここも博物館のどこかにあるのかと延々探しましたが、模型しか見つからず。
この時の尾形の兵士としての機転の良さ(民間人犠牲にしてるけど)と素早い動きが上等兵〜!!って感じで大好き。外套一枚脱いだだけなのに、なんかすごい脱衣感(?)があるのがたまらん。


たったこれだけで1時間以上費やし、館内を見学できる時間がもう10分くらい。ほぼ競歩の速さでバーっと撮りながら通過して、札幌駅行きのバスに飛び乗りました。

これにて3泊4日の聖地巡礼の旅は終了です!も~んのすごく楽しかったけれど、心残りばかりですぐさま再訪を決意しました。
昨日から(!)の聖地巡礼は11泊12日で、釧路-網走-旭川-美瑛-夕張-札幌-月形-登別-大沼-函館と、北海道の東から西まで廻ります。こんな長期旅行は人生初ですし、せっかくなのでちゃんと記事に残す予定なので、よろしければご覧ください。

おひとり様ゴールデンカムイ聖地巡礼 小樽

3日目は父の運転で小樽です。札幌から1時間ほど。車ありがたいぃぃ〜〜〜。

小樽のカフェでランチ

tabelog.com
まずは絶対行きたかった薬膳カフェで早めのランチを頂きます。とても人気のお店なので、開店と同時に行かないと並びそうで。アクセスは車じゃないと難しいと思いますが、小樽駅からバスでも来られます。店名のとおり、かなり急な坂の途中です。


素敵〜〜〜〜〜!!シンプルで静謐!外観から超好み!!中もとっても素敵で、フロアには作家さんの食器が(購入できます)。


クリーンな空間の中に温かみも感じてとても居心地が良いです。奥は薬局になっていていて、漢方薬に漢方茶など。


メニューがたくさん…全部魅力的…。カレーも食べたいけど甘いもので生きてるので、キャロットケーキと薬膳豆花。

キャロットケーキはふわふわふかふか、しっかりスパイス効いててドストライクです。 

薬膳豆花、具がたっぷりで甘さ控えめほんのり温かくて身体に良さそうでとっても美味しい。量もたっぷり。


父はルーローハン。野菜たっぷり具沢山。とても丁寧なお味でした。 どれも美味しいし、ゆったりくつろげる空間だし、食器やお茶を買ったりで長居してしまいました。

小樽貴賓館 青山別邸/小樽市鰊御殿

小樽の聖地で外せないのは、小樽貴賓館 青山別邸と小樽市鰊御殿ですが、貴賓館は内部撮影禁止なのと、鰊御殿は休館・改修工事中なので今回は見送り。 

www.otaru-kihinkan.jp

otaru-aq.jp

小樽市総合博物館・本館

薬舗さんから車で小樽駅方面へ。小樽市総合博物館の本館は、小樽駅周辺から少し離れてるので、先に向かいました。

開館時間
09:30〜17:00
休館日

火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
アクセス
小樽駅前からバス高島3丁目経由小樽水族館行き(系統番号10番)に乗車。「総合博物館」で下車
案内サイト
小樽市総合博物館・本館


ウゥーーーッッ!!暴走列車地獄行きだぜ…。函館編クライマックス、しづか号です!美しい…。綺麗にお手入れされてて、かつ細身でスタイルが良いです。

28巻274話、杉元「そこへ向かって移動しながら暗号を解く!!」


28巻274話、遠慮がない白石「こっち広いぜ!!」


 30巻300話、谷垣「函館行きの汽車だ!! 」


31巻303話、尾形「さあ…何があっても止まらんぞ」原作はもっと上からの画ですね。尾形の「止まらん」とかの「ん」が入る喋り方が好きぃ〜。


31巻306話、1ページ目


31巻311話、切り離される白石。この時の白石の表情が切ない。戦闘能力はないけれど、勇気と優しさと頭の良さで何度もナイスアシストをしてくれた白石。その後真っ直ぐに駆けていく白石の眼にはっきりと光が描かれてる演出がたまらない。

原作と同じ画が見られて感無量ですが、ここはもう…尾形の聖地であり最期の場所なので、感動と同時に胸が苦しくなります。


だからアクスタと写真撮る。尾形、きみは愛されてるんだよ…。

小樽市総合博物館・運河館

車を小樽運河付近のPに停めて小樽市総合博物館・運河館へ。本館-運河館は徒歩だと20分くらいです。

開館時間:09:30〜17:00
休館日:年末年始
アクセス:JR小樽駅から徒歩10分
案内サイト小樽市総合博物館・運河館

 


野田カムイの色紙!


アシリパさんのテタラペ。


第二展示室の動植物の展示資料


4巻30話「鶴見中尉か…」背景に当時の小樽倉庫である現運河プラザの外観。

旧大家倉庫

運河プラザと同じ通り沿いに旧大家倉庫。


11巻107話、鶴見中尉vs稲妻強盗・蝮のお銀の銃撃戦の舞台。

小樽浪漫館

徒歩10分くらいで小樽浪漫館へ。


4巻34話「狙いは銀行だ」同じ画!!

大正硝子館

すぐお隣の大正硝子館


2巻16話「そこまで」

小樽新倉屋 花園本店

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硝子館・浪漫館から徒歩10分くらいで小樽新倉屋さんへ。ほぼ1本道ですが、急な坂道なのでご注意ください。


なお札幌にも同じ名前の新倉屋さんがありますが、小樽からの暖簾分けで創業は1960年ですので、こちらが本家になります。


 2巻16話で鶴見中尉がご馳走してくれたお団子!!ショーケースには鶴見中尉のアクスタがあって、作中モデルはやはり正油だんごのようです。


店内で頂くこともできます。このシーンに全く関係のない尾形登場。

小樽は鶴見中尉の聖地スポットが多く、それぞれが徒歩圏内なのでとても回りやすいと思います!小樽泊せずとも札幌から1時間くらいで行き来できるので、他エリアへの移動も楽です。

おひとり様ゴールデンカムイ聖地巡礼 開拓の村②

市街地群だけで膨大な量になったので、前後編に分けました。後編では漁村群、農村群。山村郡は雪で行けず。その後に北海道博物館と月寒あんぱん本舗にも行きました。

漁村群

㉜旧土谷家はねだし


22巻213話、樺太の大泊で逃走中に撃たれた杉元の介抱をする軒下。一生懸命杉元を励ますアシリパさんの健気さと「うう…」しか言わない杉元のケモノ感の対比が良い。

㉝旧青山家漁家住宅


キターーーーーー!!6巻59話!!ドヤる尾形可愛いーーーッ!!


「どんなもんだい」ンェェェ〜


立ち入り禁止でこれ以上左側に進めなくて作中と同じ画になりませんが、どんなもんだい次ページの見開き


4巻37話、辺見ちゃんが座ってたとこ

撮り忘れ
・5巻43話、44話、小樽の鰊番屋で土方・杉元らが囲炉裏端で会話するシーン
・11巻103話、25巻243話、31巻310話の尾形の回想で、花沢中将殺害現場
・21巻210話、月島・鯉登の「尾形?あの覆面はロシア人ですよ」の背景

㉞廊下


22巻212話、逃走する杉リパ「逃げる先に当てがあるのか?」「ある!!」画角が違う〜

撮り忘れ
・22巻212話、樺太の大泊で杉リパの逃走シーンで月島「近づくな鯉登少尉!!」に外観。咄嗟の時は鯉登に対して敬語じゃなくなる月島の必死さが良いね〜。

㉟旧秋山家漁家住宅


3巻21話、渋川のアジトにカチこむ土方歳三

撮り忘れ(内部)
・11巻103話、31巻304話、尾形の実家内部
・24巻236話、杉元の実家内部

農村群

㊱旧山本消防組番屋


25巻246話、尾形がアシリパさんを狙撃しようとするシーン。ここの尾形、親孝行の髭の跡が残っててまさに猫ちゃん。んカワイイ!カワイイ!6巻57話、58話での尾形狙撃ポイントかと思ってたんですが、確かに構造が違いました。

㊳旧ソーケシュオマベツ駅逓所・厩舎


7巻61話、騎手を頼まれるキロランケのシーンで外観・内部。内部は12巻117話で夏太郎が吊るされてるシーンでも登場。

撮り忘れ
・6巻57話、茨戸の建物内部を調べている尾形のシーン
・12巻117話、駅逓所の説明シーン

㊴旧田村家北誠館蚕種製造所


18巻175話、土方歳三が拉致された蚕業農家の外観


18巻175話、毒蚕ロシアンルーレットで使われた雌雄鑑別器


18巻175話、関谷と門倉が向かい合わせなっているシーン。

以下撮り忘れ
㊶旧納内屯田兵屋 2巻17話でくつ下のニオイで白石を見つけた小樽の廃屋
同上 8巻75話ゲンジロちゃん回想シーンの屯田兵村屋外観
㊸旧信濃神社 25巻242話で杉元の回想シーンに出てくる鳥居
㊹旧岩間家農家住宅 23巻226話、新潟の宇佐美の生家
同上 29巻286話、永倉が鶴見から逃げた先の函館の民家

㊻旧樋口家農家住宅 


12巻115話、飛蝗から逃げ込んだ釧路の番屋でもあり、16巻151話で土方らがキラウシからシシャモをご馳走になった釧路の番屋。


12巻115話、ラッコ鍋を囲むシーンほか、屈斜路湖の都丹のアジト内部

撮り忘れ
・13巻123話、屈斜路湖の都丹のアジト内部
・15巻149話、佐渡の月島の実家(外観別角度)
・23巻226話、新潟の道場脇にあるはねつるべ(井戸)

㊽旧菊田家農家住宅


7巻66話、ヒグマから逃げ込んだ日高の農家


7巻66話、杉元らが窓から逃げ込んだ日高の農家の台所。


7巻65、66話で生首が鎮座してた階段


7巻67話、68話、69話での日高の農家の内部。

山村群

51 旧平造材部飯場 

雪が深すぎて行けませんでした〜。撮り忘れ
・21巻208話、土方らが有古の到着を待っていた登別から離れた飯場の内外観
・27話269話、ウイルクが逃げ込んだ支笏湖近辺の監獄部屋の外観

全51施設中、30以上もの建造物が作中に登場するため、途中、休憩も兼ねてエントランスの資料との照らし合わせに1時間以上費やし、大体5時間くらいいました。す〜〜〜んごい楽しかったです!

作中登場と同じ画を見る度に、ここ◯◯で出たとこだ〜ッて興奮します。それが30箇所以上です。マジでどこもかしこもです。本当に聖地中の聖地です。来て良かった!

 

北海道博物館

www.hm.pref.hokkaido.lg.jp

開館時間:5月〜9月/9:30〜17:00、10月〜4月/9:30〜16:30
休館日:月曜日、年末年始
アクセス:
新札幌駅新さっぽろ駅から「開拓の村」行きバス

開拓の村からバスで向かいます。博物館にいられる時間は小1時間くらい。帰りのバスの時間もあるので長居できません。 とても広く綺麗で明るい展示室には、紀元前から縄文時代アイヌの歴史・文化、現代に至る変遷など、とても丁寧で見応えのある内容です。 時間がなくアイヌ文化の展示を中心に見学しました。

谷垣ニシパも着ていたアットゥシ。


12巻115話でインカラマッが持っていた針入れのついた糸巻き「ケモヌイトサイエプ」


コタン内部。樹皮製のものがとても多い。


11巻110話で小熊ちゃんが監禁された檻「へペレセツ」


24巻238話でアシリパさんが説明してくれた「キテ」
12巻114話で水を汲み出した「ワッカケプ」


16巻159話「ウラーカーガルダニ」


17巻164話で尾形の治療のための祈願に使用した太鼓「ダーリ」と、バチ「ギシプ」


出たーッ!チタタプ! 


通路が広くてとても見やすいですし、休憩スペースも多く、ゆっくり見学できます。エントランスにカフェがあるので、バスの待ち時間にも。

月寒あんぱん本舗 ほんま 月寒総本店

tabelog.com

開拓の村からバスで新札幌まで行き、電車で月寒中央へ。

20巻197話に登場の月寒あんぱん!コンビニやスーパーなどでも売られている通常版と、当時の製法で再現された「復刻版」
復刻版はこちらの本店のみで取り扱いのようです。通販もできますが、せっかくなので本店で購入。取り置きできます。


復刻版は通常版より一回り以上大きく、砂糖の量が多くより保存期間が長いそうです。冷蔵庫とかない当時でも、貴重な栄養源として長期保存が可能なように作られていたんですね。


通常版の方が小ぶりであっさり、ひとつでおやつや軽食として十分なサイズ。
復刻版は丸々一つだと大きすぎるので、半分にしてちょうど良い。どっしり食べ応えがありました。 どちらもあんぱんというより、お饅頭に近く、薄皮で餡子ぎっしりなお菓子でした。


ゴールデンカムイver.各種

今回の開拓の村編は以上です。かーなーり取りこぼしが多いのが悔やまれます。次回の再訪は6月で雪もないし、じっくり見て回れると思うので今からとても楽しみです。

おひとり様ゴールデンカムイ聖地巡礼 開拓の村①

開拓の村

www.kaitaku.or.jpg

開園時間:9:00〜17:00(5月〜9月)、9:00〜16:30(10月〜4月)

休館日:無休(5月〜9月)、月曜日(10月〜4月/祝日・振替休日の場合は翌日)
アクセス
・JR千歳線新札幌駅新札幌駅からバス→開拓の村
・市営東西線新さっぽろ駅→徒歩で新札幌駅のバスターミナル→開拓の村
※どちらも乗車時間のみで2〜30分弱。
※新札幌発着のバスは1時間に2本くらい、帰りは17時台最終。
Googleマップだと森林公園駅が最寄っぽく見えますが、森林公園からのバスがわかりづらいので新札幌/新さっぽろ利用が良いと思います。

事前準備
・公式サイトから園内マップをプリントorDLしておき、聖地スポットと回るルートを確認しておくのがおすすめです。なんせ園内52施設中、40くらい作中に出てきます。
開拓の村MAP

・脱ぎ履きしやすい靴。数十件もの建造物内に何度も出入りしますし、各所の玄関は狭め&段差が急なので、何度も座って着脱するのは大変な手間です。歩きづらい道も多いので、ファスナー式の登山靴やスノーブーツがおすすめ。冬季は受付で長靴の貸し出しをしてます。
・足元の防寒。建造物内の底冷えが厳しいです。
・サングラス。冬は雪の照り返しで目が開けてられません。

入場口

開園と同時に入場するつもりが、ダラダラしちゃって気づけば9時過ぎ。慌ててタクシーでやってまいりました、開拓の村!!ものすごい雪!!
街中と違ってほとんどが積もるがままなので、辺りがまっっっ白!!お天気も良く照り返しが厳しく、眩しすぎて眼が半分も開けてられません。これが雪国…!!サングラス必携だったとは。

入場前から眩しすぎてHPガンガンに削られたので、飛び込むように受付へ。エントランスでは金カムコーナーがあり、聖書全巻と野田カムイの色紙。



そしてなんと作中に登場する建造物を順路順に巻数・話数・シーンを明記しまとめた資料が!!この資料のまんま回れば原作と同じ画が全て撮れる!!すご〜〜〜い!


写真はその一部。画像付き資料も。


こちらの資料から撮影スポットのピックアップをしながら巡回したので、原作との照らし合わせに1時間くらい費やし、トータルの滞在時間が5時間くらいになりました。

市街地群

①旧札幌停車場(出入り口)


ああ〜〜〜ッ!尾形が24巻240話で親孝行に変装した札幌停車場!作中まんまで金カムの世界に入り込んだ感がすごい!来てよかったぁ〜!感動!作中の画は村内から見た様子です。他に同話で土方らが変装した際の背景、28巻274話でアシリパさんが皮をなめす方法を説明するシーンなどにも出てきます。

③旧手宮駅長官舎


6巻57話で尾形がケツ署長を全身ケツアゴにしてやろうとして、意味がわかりません!と言われた茨戸分署。この辺りの話数の尾形は彫りが深くて不穏な雰囲気。


内部は6巻58話、土方陣営と尾形陣営の抗争中、土方らが茨戸の民家の中を通って前進したシーン。

撮り忘れ
・8巻71話72話で夕張の江渡貝くぅん邸偵察中の鶴見中尉を隣家から護衛する月島軍曹、二階堂が待機している部屋。
・9巻82話で尾形が駆け上がる階段
・25巻243話で札幌の連続娼婦殺害事件の精子探偵してる宇佐美の背景(外観裏側)

④旧開拓使爾志通洋造家


7巻63話、64話、69話、日高のエディー・ダン氏のお宅。

⑤旧福士家住宅

8巻70話などに出てくる小樽のアジトの土方歳三お気に入りの長椅子。31巻314話で余生を過ごす永倉新八がこの長椅子で微睡んでいるのが切ない。


23巻222話で尾形がケーンケーンした火鉢。「のら尾形が戻ってきてる」


23巻222話で尾形の樺太土産話シーンに登場するちゃぶ台やお茶セットのある部屋。他にも4巻37話で永倉と牛山の会話「例の男の仕業か?」、8巻70話で尾形が火鉢を独り占めしながら「のっぺらぼうはアイヌなんだろ?」23巻223話で尾形がまた火鉢を独り占めしながら「あんたら鶴見中尉を舐めてるな」など、小樽の土方陣営のアジト内部として度々でてきます。


襖が閉まってて分かりづらいですが、28巻273話で尾形が土方歳三のマネをしてズカズカ侵入した札幌市街の民家内部。

撮り忘れ
・8巻75話、尾形・野間・玉井伍長らが囲むストーブ
・9巻81話、尾形「いま外にチラッと軍服が見えた」窓

⑥旧松橋家住宅


第七師団兵舎の内部として登場します。2巻16話で小樽の花園団子をご馳走になったテーブルセット。24巻232話の月島軍曹の回想シーンで鶴見中尉が指の骨に触れていたところでもあります。他に8巻75話、76話でのゲンジロちゃん回想シーン。15巻150話で鶴見中尉が琺瑯の額当てを披露するシーン。


21巻203話で杉元とヴァシリがお絵描きする樺太の建物内部。他のお部屋も杉元VSヴァシリのバトルで登場しています。

撮り忘れ
・13巻123話で都丹のアジトにアシリパさんが縁側から入るシーン

⑦旧有島家住宅


10巻97話で鶴見中尉が旭川から連絡を受けるシーンや、11巻101話で月島・鯉登が鶴見中尉と会話するシーン、11巻103話で飛行船に乗っていたのは尾形百之助だったと確認するシーンなど、小樽の第七師団兵舎の外観として度々登場。

 


別角度からは小樽の土方歳三のアジトの外観としても度々登場。23巻223話、尾形、永倉、牛山らの会話シーンで出てくるこの角度で撮るの超大変だった…。手前の足跡でお分かりいただけるだろうか。

⑧旧浦河市庁庁舎


6巻50話他、札幌世界ホテルの外観。ピンクで可愛い!豪華な建物だな〜。




6巻54話、白石「爆薬を袋ごと火の中に落としちまったッ」他、ホテル内部階段。手すりもピンク、ラブリ〜。

撮り忘れ
・7巻63話、エディー・ダン邸の客間

⑨旧小樽新聞社


13巻124話、白石「新聞社?」

⑩旧開拓使工業局庁舎 

撮り忘れ
28巻273話、有古のマキリが展示されている北海道のどこかの郷土資料館として登場

⑪旧北海中学校

23巻226話、宇佐美少年の通う新潟の小学校の外観。作中だと手前の木がないです。


23巻226話、宇佐美少年の通う新潟の小学校の教室。


夕張の江渡貝くぅん邸の人間剥製部屋のテーブルセット。8巻78話、尾形「いい趣味してるじゃねえか」ほか、8巻71話、鶴見「みなさん こんにちは」


夕張の江渡貝くぅん邸(校内廊下)から見た外の様子。9巻82話、尾形「結構来てるな」

⑫旧龍雲寺


23巻223話以降の札幌のはずれの土方陣営アジト内外観。外観は25巻246話、247話でアシリパさんと土方が刺青人皮を広げてるシーンでも登場。


25巻247話、土方陣営と合流した杉元・白石らが酒盛りしてるシーンでも登場。

撮り忘れ
・25巻247話、杉元「尾形が近づいて来ても猫よけになってくれるだろ」の鐘

⑭旧島歌郵便局


11巻102話、谷垣がフチからの電報を受け取りに来た釧路の郵便局。可愛い名前。

⑮旧山本理髪店


キタッ…!!尾形クラスタ聖地、茨戸の山本理髪店外観。6巻56話ケツアゴ署長を引きずり出す尾形、6巻57話扉絵ほか登場。


ンギェ〜、6巻55話、髭を整えてもらってる尾形まんまやんけ!!


聖地すぎるので金カム展で買った足ムチムチ尾形アクスタと記念撮影。

⑯旧渡辺商店


16巻154話、樺太の豊原で鯉登少尉がスリの長吉を追いかけるシーン「イデッ」他、27巻266話、教会手前の建物として登場。

⑰旧浦河公会会堂


27巻264話〜、アシリパ・ソフィアが監禁された札幌の教会内部。かなりコンパクトな室内。

⑱旧来正旅館


4巻33話で白石が小樽の遊郭に聞き込みに行こうとするシーンで登場。こちらの旧来正旅館の内部は多数のシーンで登場しており、迂闊にも1枚も撮ってません…。次回リベンジ。

・8巻76話、鶴見中尉とインカラマッが会話した部屋
・8巻80話、月島軍曹が鶴見中尉のいる小樽の第七師団兵舎に、刺青人皮を持ち帰る部屋
・9巻90話、土方たちが滞在し白石が脱走した月形の旅館の内外観
・11巻101話、103話で小樽の第七師団兵舎内部での鶴見中尉、鯉登少尉、月島軍曹の会話シーン
・12巻120話、屈斜路湖温泉旅館客室でマッサージを受ける杉元
・13巻123話、屈斜路湖の都丹らのアジト内外観
・21巻202話、ヴァシリ「出てこい 私は死ねなかったぞ」の部屋
・20巻192話、登別温泉旅館客室での二階堂らの会話シーン(2階)
・21巻208話、登別温泉旅館客室でボコられる有古のシーン(2階)
・25巻243話、尾形がカモ獲ってきた小樽の建物の内部

⑲旧三〼河本そば屋


2巻15話、杉元がにしん蕎麦を食べた小樽のお蕎麦屋さん。こいつはヒンナだぜ。

⑳旧武井商店酒造部


2巻16話、17話で杉元が拘束された小樽の第七師団の兵舎外観ほか、6巻55話、57話で茨戸の旅館(馬吉の本陣)で登場。こちらも内部撮り忘れ。

・21巻202話 ヴァシリが狙撃する場所へ駆け上がるシーンの樺太の建物の階段
・23巻223話 札幌の寺のアジトで土方らがハクチョウを食べるシーン
・25巻246話 札幌の寺のアジトでアシリパと土方が刺青人皮について語るシーン

㉑旧近藤医院


網走近郊の病院の外観として、15巻148話、鶴見中尉が二階堂を見舞うシーンほか、14巻138話で杉元がおにぎりを食べる病院、18巻171話で鶴見中尉が刺青人皮の解読をしているシーン。23巻229話で谷垣がインカラマッの行方を伺う網走の病院としても登場。

内部は6巻55話、家永が療養した札幌の病院ほか、28巻273話で有古が運ばれた札幌の阿部医院。

㉒旧近藤染舗


21巻201話、樺太の敷香にて白石らが狙撃された「尾形がもう戻ってきた!」ほか、26巻251話、サッポロビール工場でヴァシリが屋根に上がっているシーン。

㉓旧武岡商店


21巻201話、樺太の敷香で買い出し中。


21巻201話「よし出発だ」

㉔旧大石三省堂支店


12巻117話、網走監獄で宇佐美がスパイしてるシーン。ここ、和菓子屋さんで入口には本物みたいな和菓子のレプリカがたくさん並んでました。写真手前の木型が可愛い上に細工が細かいです。

㉘旧広瀬写真館


13巻124話、北見の写真館でみんなの写真を撮るシーン。同話で登場した内部は撮り忘れ〜。

㉚旧札幌農学校寄宿舎

旭川の第7師団司令部の内外観として登場

31巻310話 「勇作だけが 俺を愛してくれたから」
雪でこれ以上近づけず、遠巻きですが伝説のあのシーンの背景です。回想に出てくるということは、この場所で勇作殿と語らう瞬間があったのでしょうか…。ああ…。
11巻103話、尾形が勇作殿に「面をくらいましたよ」のシーンの背景にも。


11巻103話、「兄様」と呼ぶのです。


25巻243話、近すぎる勇作から少しでも距離を置きたい様子の尾形百之助。


10巻97話「網走監獄の典獄が私に会いたいだと?」


10巻98話、鯉登「逃すなッ」


10巻97話「…イヌドウ」

他の角度からの外観が10巻98話でも出てきますが。雪で近づけずに断念
・杉元「こっちだ白石ッ、キロランケたちが馬を待機させてる」
・尾形「杉元こっちはダメだッ、南へ逃げろあっちだッ」
・尾形「不死身なんだろ?死ぬ気で走れッ」

撮り忘れ
・28巻277話、陸軍士官学校の事務所

馬車鉄道

冬季は馬ソリになっているので見られませんでしたが、夏季開館中は馬車鉄道に乗車できます。20巻199話、鶴見中尉と鯉登大佐が五稜郭へ爆走するシーン「危ない!!」で登場。


かなりの量になったので、他エリアは次の記事をご覧ください。

おひとり様ゴールデンカムイ聖地巡礼 仙台

ご挨拶

遅ればせながらゴールデンカムイにどハマりしたアラフォー女です。推しは尾形です。
ゴールデンカムイver.の月寒あんぱん 黒胡麻あん(尾形さん)と札幌市時計台。さん付けに敬意を感じる。

アニメ作画の波に揉まれながらも最初の推しは谷垣ニシパ。漢くさいキャラに弱い。さらに原作全話無料の恩恵に預かり、熱量と画力の高さと、杉リパの絆に見事陥落しました。尾形に堕ちたのは、屈斜路湖でのフリチンに一才の躊躇いのない優秀な狙撃手からの、樺太編でのVSヴァシリ戦。さらにその後の義眼のドール感にやられました。美少女やんけ…。もう尾形がいる全コマ可愛いしかない。

2024年1月にハマった時点ですでに連載終了から2年近く経っているのに、天啓としか思えないタイミングで金カム展@仙台!!(2024年3月)
goldenkamuy-ex.com

仙台なら行ける!!推しに投資させてくれ!!…わざわざ東北に行くんなら、そのまま北海道聖地巡礼すれば良くない!?

ってことで前置きが長くなりましたが、3月の金カム展に合わせて訪れた、北海道の聖地巡礼レポートです。これから聖地巡礼を考えてる方の一助になれば幸いです。
元々ブログにするつもりはなかったのですが、初めての聖地巡礼がめちゃくちゃ楽しすぎて、とても3泊じゃ回りきれずに心残りだったので、戻ってすぐに再訪を決定。そちらも併せて備忘録としてまとめるために、記事にすることにしました。

巡礼スケジュール

1日目 金カム展@仙台→札幌
2日目 開拓の村、北海道博物館、月寒あんぱん本舗
3日目 小樽市内:小樽市総合博物館本館・運河館、旧大家倉庫、小樽浪漫館、大正硝子館、小樽新倉屋花園本店
4日目 札幌市内:札幌市時計台日本基督教団札幌教会、中島公園サッポロファクトリーサッポロビール博物館

実家の札幌を拠点に3泊4日の旅です。北海道は車マストですが、ペーパーなので基本は公共交通機関で回りました。

ゴールデンカムイ

1日目は仙台の金カム展に参戦した後、飛行機で札幌に向かいます。東北新幹線で午前10時頃に仙台着。開場と同時に入場。

キターーーーー!!!公式リアルイベントだーーーー!!現実?!

日替わり入賞者特典は尾形狙いなので土曜に突撃。無事ゲット!!

うぃぃぃぃ〜〜〜尾形〜〜〜〜。作中だと無表情か不敵な笑みが多いけれど、書き下ろしだと優しく笑ってる表情が多くて心臓ギュンッてなる。かんわえぇ〜〜〜〜。

のっけから各キャラひとりひとりのエピソードや小道具に資料・解説、野田カムイのお言葉とともに、かなり濃厚な内容です。場面写やカラーイラストの展示などなど物凄いボリューム。愛しかない。1日いれるわ…。
特に実物の資料は、普段では絶対に目にすることのないものばかりで見応えがあります。
杉元の軍帽と背嚢、飯盒。使い込まれた様子が生々しい。

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1番興奮したのは、尾形の三八式歩兵銃!!デッッッカ!!!こんな大きくて長い銃をずっと担いでるんだから、兵隊さんは相当過酷な訓練を受けて、屈強な身体作りをされてたんだなぁ…。

ファイナルの新潟展真っ最中ですし、展示内容はこの辺で。超楽しかったです!!
戦利品。尾形アクスタ、尾形ののぞき穴勇作殿ver. 、手つなぎポスター、公式図録、黄金神威の湯。

グッズ購入も含めて3時間くらいいましたが、長い解説文は後から写真で読んだりしたので、じっくり全部会場内で見るには4〜5時間くらいあった方が良いかもです。

仙台空港に向かう電車の中で、金カム展帰りの女性と向かい合わせになり、お仲間意識が暴発しそうになりましたが、オトナの精神力でぐっと耐えたのは言うまでもないです。

翌日は今回の旅の目玉、開拓の村です。