ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ!! 巡礼2日目・網走後編は、北方民族博物館です。後述するオホーツク流氷館中止により、スケジュールが変わりました。
網走前編は網走監獄博物館に行ってきました。
スケジュール
08:15〜08:18 | (女満別空港線バス)網走駅-刑務所前 |
08:30~09:00 | 網走刑務所 |
09:12~09:16 | (網走バス観光施設めぐり)刑務所前-網走監獄博物館 |
09:20~12:45 | 網走監獄博物館 |
12:51~12:58 | (網走バス観光施設めぐり)網走監獄-北方民族 |
13:00~16:30 | 北方民族博物館 |
16:52~17:06 | (網走バス観光施設めぐり)北方民族博物館-網走駅 |
17:27~21:13 | (JR特急オホーツク4号)網走駅-旭川駅 |
宿泊 | ホテルWBFグランデ旭川 |
交通宿泊費 | 観光施設めぐりバス 合計¥850 網走-旭川特急 ¥8,560 旭川宿泊費 1日¥8000×3 |
北方民族博物館
休館日:月曜日・年末年始、7,8,9,2月は休館日なし
アクセス:「網走バス観光施設めぐり」北方民族博物館下車
案内サイト:北方民族博物館
網走監獄発の観光施設めぐりバスで北方民族博物館へ。こちらでは事前の電話予約で1時間ほどのガイドさんをお願いできます(要マスク着用)。
季節ごとの展示やイベントなど、見どころが多そうなので滞在は3時間の予定でしたが、後述するオホーツク流氷館取りやめにより、4時間弱の長丁場となりました。私はガイドさん合わせて2時間で十分かな〜という感じでした。
青の回廊。寒い北方地方に向かうイメージで青い色にしているそうです。アメリカやヨーロッパ含め世界中の北方民族を題材にされているので、北海道・樺太アイヌの展示が全体の3〜4割くらいで、作中とリンクするスポットは多くはないです。 こちらでは地域ごとではなく、衣・食・住などカテゴリーに分けて展示されています。
移動手段
順路無視ですが、一番興奮した樺太編ウイルタ民族のトナカイ橇から!
16巻160話「ウイルタに変装して国境を越える!!」あのソリだーッ!!
16巻160話、尾形「チッ…、伏せろアシリパ 橇のかげに!!」真っ先にアシリパさんを下がらせる上等兵。尾形の的確な上等兵ムーブたまらん。
17巻目次絵。橇に乗る重量だけで配置するなら、キロランケ&アシリパ・尾形&白石の方がバランスは良さそうなところ、戦力ベースで(単純な戦力なら尾形>キロランケ>アシリパ>白石だろうけど、アシリパさんの年齢・体格を考慮して、尾形>キロランケ>白石>アシリパと判断して)キロランケ&白石・尾形&アシリパさんの配置にして、全員で補ってるのが伺える乗り方がまた良い。まあ尾形は近接激弱だけど…、狙撃手としてはダントツだから…。
17巻161話、尾形「いまだッ 行け!!」上等兵〜!!どの勢力にいる時でもその都度完璧なパフォーマンスをする優秀な上等兵、尾形。
17巻164話、イマジナリー勇作「寒くありませんか?兄様」んぐぅう〜〜〜。
ニブフ民族のイヌ橇
15巻141話、ヘンケ「エノノカ!!」※作中絵と同じになるよう反転させてます
15巻142話、樺太編で何度もお世話になったイヌ橇の解説コマ。
北海道アイヌのかんじき(素材:木・アザラシ皮)
2巻8話、露国式スキー(素材:シラカバの木とアザラシの皮)
16巻160話、馴鹿狩りに行く時のスキー。アシリパさんが尾形の外套の中に入ってるはなぜ?猛スピードなのかな。尾形の尻に顔を埋める位置になるから絵面的にマズかったのかも。
ここからは順路通りに、金カムに関係のある・ありそうな道具類を。
衣服・宝飾品
北海道アイヌのタマサイ
ニブフのバッグ。国境を越える時に尾形が身に付けてたウイルタのバッグに似てる。
ウイルタの手袋(素材:トナカイの皮)これも国境を越える時に着けてたのに似てる。17巻161話、尾形「いたぞッあの森の中だ…」で素早く脱ぎ捨てて銃が操作できる手袋に付け替えてる描写がちゃんと入るのが良い。
ウイルタの帽子(素材:アザラシの毛皮)
ウイルタの男性用衣服(素材:アザラシの毛皮)
北海道アイヌの鮭皮の長靴。
北海道アイヌの布地(素材:オヒョウの木)
食器
ウイルタのこね鉢とすりこぎ。
ウイルタのお匙。 北方地方は寒いので温かいスープをよく飲むため、お匙がたくさんあるそうです。
北海道アイヌのすり鉢とすりこぎ。
脳ミソを食べるのに必要なお匙。
作中何度もでてきた動物の油。
北海道アイヌの器類。漆は獣の皮などと交易して得た輸入品だそうです。
北海道アイヌの器類。催事には漆の器を好んで使ったアイヌ民族。
オホーツク文化(信仰)
熊送りの儀式の道具。地域によって、捕獲時に送るか育ててから送るかの違いがあり、捕獲時に送る方が主流だったそうです。
17巻164話「サマ」による尾形の治療に使われたばち
17巻165話「セワ」というお守り
17巻164話の木偶のモデル。ウイルタ民族のシャーマニズムの思想
精神世界(音楽)
生業(道具・狩猟)
北海道アイヌのマキリ
15巻147話でトドを仕留めた二叉銛
13巻125話、網走川で鮭を獲ってた鉤銛(マレク)
しかけ弓(アマッポ)
16巻159話、トナカイ飼育用板鈴「ウラーカーガルニダ」
アシリパさんの背負縄
実際の展示量はこの50倍くらいあって、一口に北方民族と言っても、地域によって考え方も文化も違って勉強になりました。
私なんかは防寒のための頭巾にわざわざ刺繍入れる必要ある?とか思う人間ですが、アイヌでは趣味やオシャレのためだけでなく、信仰のために文様を施す文化であると聞いてすごく納得しました。 他の地域でも銃弾を入れるバッグにここまで装飾する?!ってくらい豪華なものもあり、これらは自分の狩猟の腕前や地位、経済力を示すために獲った動物の歯や骨で装飾したんだそうです。
17巻165話で尾形が熱出した時に頭に巻いてもらったアーリプトゥが見たかったのだけれど、どうやら函館市北方民族資料館にあるようです。
ひととおり見終わったのが予定より1時間早く15時くらい。北方民族博物館から徒歩で5分程のオホーツク流氷館で、樺太編クライマックスの流氷を体感したかったのですが、北方民族博物館入場時に「昨日クマ出没のため外歩きは控えたし」とのこと!たった5分のオホーツク流氷館まででも推奨しないと言われたので急遽中止。これが北海道か。 次のバスは16:50。この約2時間の間で行きたかったのですが、残念。喰われてたまるかよぉ!!(7巻68話、おやぶぅん) こんなことなら網走監獄にもっと居たかったよ〜。
朝昼夕飯を兼ねて、セイコーマートで買ったおにぎりとか、昨日の残りのきゅうりとかを適当に食べて、待ちに待った北方民族博物館発の観光施設めぐりバスで網走駅へ。ホテルに預けてた荷物を受け取り、網走駅発の最終JR特急オホーツク4号で旭川まで3時間半。途中、上川のあたりで列車が鹿と衝突して緊急停止、一時運休となったりして、野生動物に翻弄される1日でした。試される大地…!!
網走がメチャクチャ寒かったこともあり、もうヘットヘトです。 旭川では、母おすすめのWBFグランデさんに3泊お世話になるので、予め着替えなどの荷物を送っておきました。 24時にはクローズしてしまいますが、こちらのホテルは温泉が有名なので、釧路、網走での疲れを癒して、明日の北鎮記念館に備えます。
古いけれどお部屋広めで綺麗にされてて、デスクとチェアもあり、なかなか快適でした。