ゴールデンカムイ聖地巡礼ログ

公共交通機関で巡るゴールデンカムイ聖地巡礼の旅記録

ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ 網走① 網走監獄

ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ!! 巡礼2日目は網走監獄をメインに北方民族博物館と、ついでにオホーツク流氷館に行く予定です。本記事では網走監獄での記録です。

当初は監獄編は尾形ほとんど出てこないし、網走は北海道の東の果てすぎるし、いくらなんでもガチすぎると思って行く予定ではありませんでしたが、元々旅行自体が大の苦手で、おうち大好き長距離移動大嫌い、実家の札幌すら数年おきにしか行かない人間なので、金カムにハマってる今のうちに行けるだけ行っておこうと思い、いざ網走へ。

スケジュール

08:15〜08:18 女満別空港線バス)網走駅-刑務所前
08:30~09:00 網走刑務所
09:12~09:16 網走バス観光施設めぐり)刑務所前-網走監獄博物館
09:20~12:45 網走監獄博物館
12:51~12:58 網走バス観光施設めぐり)網走監獄-北方民族
13:00~16:00 北方民族博物館
16:00~16:50 オホーツク流氷館・展望台
16:52~17:06 網走バス観光施設めぐり)オホーツク流氷館-網走駅
17:27~21:13 (JR特急オホーツク4号)網走駅-旭川駅
宿泊 ホテルWBFグランデ旭川
交通宿泊費 観光施設めぐりバス 合計¥850
網走-旭川特急 ¥8,560
旭川宿泊費 1日¥8000×3


まずは早起きして現役の網走刑務所を見に行きます。

網走刑務所

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13巻125話で小舟に乗るガンズアンドローゼスの土方歳三ら、13巻126話網走川越しに監獄を見つめるインカラマッのシーンに登場する、網走川沿いからの監獄の外観は、天都山の博物館の方ではなく、網走川沿いの現役の刑務所。
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木々が生い茂りすぎてて作中と同じ画にならない〜。


おん!?網走川の案内看板。

ここは網走駅から歩いて大体30分らいの場所にあり、当初は歩く予定でしたが(無茶です)、前日の疲れが全く抜けてないので、「女満別空港線」でちょうど時間の合うバスを利用しました。
網走監獄、北方民族博物館、オホーツク流氷館への移動は「観光施設めぐりバス」を駆使して周ります。4月から9月は冬の時期よりも本数が多いので、とても効率的な行程を組めました。
網走駅からの乗り場は、すき家さんのところの2番乗り場ですのでご注意ください。わかりづらいです。

網走監獄博物館

開館時間:09:00〜17:00(最終入館受付16時)
休館日:12/31・1/1
アクセス:網走駅バス乗り場2番より「網走バス観光施設めぐり」網走監獄下車
案内サイト網走監獄博物館
高見張り

やってまいりました網走監獄!バスで来たなら一旦後方の入口に戻ってください。

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まずここ!!堂々たる石銘板。

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からのここ!!14巻137話で尾形が狙撃した高見張りです!!まさか館内入場前に見られるとは!

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うわーーー!うわーーー!尾形がいたとこだーーー!まだ入場もしてないのにテンション上がる!!


先に高見張りの話をしますと、館内からだと職員さんの駐車場の端にあるので、一般人は立ち入れません。ズーーームしてこのくらい。回りの画も良くない。


館内⑩番、釧路地方裁判所を出たところからも一応見られます。


場所は変わって④庁舎正面左側。これは現地そのままの写真。


これを反転させると、14巻138話、尾形狙撃シーンの1コマ目と同じ画になります。


何で反転させるかというと、反転させずにこの現地写真のように庁舎正面の右側とすると、現地庁舎の右側には丸い小さい屋根のついたドアがありません。

以前、網走監獄の高見張りは⑰登り窯の辺りにあったそうです(庁舎正面から見ると左奥)当時は⑮高見張りとしてマップにも載っていましたので、もしかしたら背景資料としては当時の現地写真を反転させて作中のシーンに使ったのかも知れません。


作中設定としては、高見張りは5基あることになっているので(13巻126話杉元のセリフ)、庁舎右奥の赤丸部分の高見張りのひとつから、青矢印の先にいるウイルク・杉元を狙撃したと思われます。

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現在は高見張りはマップからはなくなり、残念ながら尾形がいた場所そのままの高見張りを見ることはできません。老朽化で取り壊されたのか、現在の駐車場に移されたのかはわかりません。原作どおりではないですが、駐車場よりは外からの方が良い画だと思います。バスで来た場合はここの撮影ポイントを過ぎた先にバス停なのでご注意ください。
ちなみに公式サイトのトップページからはリンクが繋がってないですが、「網走監獄 高見張り」で検索すると過去のページがヒットします。

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はい、尾形スポットで尾形アクスタと撮る恒例行事も済んだことだし、改めて順路どおりに見学します。

①鏡橋

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刑務所と外界をつなぐ、網走川にかかる橋です。展示物は修復2回目当時のものなので作中とは作りが異なりますが、 13巻130話で犬堂が「対岸をつなぐ唯一の橋だ!!」と言ってるので、爆破された橋で良いはず!

②二見ヶ岡農場旧正門

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入場口です。左側にチケットカウンター、館内マップ、監獄食堂があります。

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このマップだと16番と19番が抜け番になってます。番号の振り直しは度々あるようです。公式サイトに載っているマップが最新です。

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監獄食堂の右側奥の裏手に職員用駐車場があり、そこに高見張りがあります。

③煉瓦門

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はいー!来ました!12巻117話で堂々たる見開きで登場した網走監獄正門です!


1巻1話で登場の画角。


正門を裏から見たところ。原作同様、重厚な木製の扉。


14巻137話「アチャ…どうして…?」リパちゃん…。


14巻138話「離してッすぐそこにいるんだぞッ」リパちゃん〜…。14巻136話「みんな無事か?」でも同じ画角。


工事中ですが現網走刑務所の正門も。

④庁舎


13巻130話などで度々登場の網走監獄庁舎。とても豪華で重厚な建物です。


中はお土産コーナーやカフェスペース。野田カムイの色紙!


おぐ…!こんなスタイリッシュアクションなポーズするんだ尾形よ。

⑧旧網走刑務所職員官舎


13巻126話「俺の宿舎だ」、13巻129話「いきなり見つかってんじゃねーか!!」安心のお約束展開でニッコリ。


13巻127話、宿舎内部。看守長屋と呼ばれた、1軒9坪(現代だと1DK)の間取り。この狭さで家族一緒に暮らしてたそうです。門倉部長は奥さんと娘さんに逃げられる前は一緒に暮らしてたのかな。

⑱舎房及び中央見張所


来ましたー!網走監獄編の大舞台、五翼放射状平家舎房!


13巻129話「ここだ」第一舎外観の最先端。


13巻129話「舎房の夜勤は三人…」


14巻133話「ふぬぬ…」イヤイヤぜーったい無理だって!すんごい小さいです!


ほら!!!リップよりちょい高いくらいしか縦幅がない!!


14巻133話アシリパさんを頼むぞッ白石!!」この時の白石の真っ直ぐな眼…。白石だって真剣なんだよね、一生懸命なんだよね。

ようやく内部へ!


あああ中央見張り所だ〜!13巻129話の画角。全体を1箇所から見渡せるように六角形になっています。


13巻128話、舎房を移動させられるのっぺら坊。背景には第四、五舎。「今日は第二舎の第四房か…」


13巻129話、見張り所内部。湯呑みブチまける門倉。内部はかなりコンパクトでした。3人もいたら窮屈そうです。

13巻129話、別角度からの見張り所。湯呑みブチまけた門倉を気遣う優しい部下たち。


14巻133話着け剣ッ!!」軍人として優秀すぎる鶴見中尉〜!!瞬時の状況判断が的確すぎるしノータイム指示が経験値の高さを物語っててたまらない。この時の背景には第二、三舎。


14巻133話「お久しぶりでーす」「何なんだよそのホクロッ!!」どんな状況でもきちんとした言葉遣いの宇佐美。

ここから各舎内部


6巻49話表紙。刺青囚人勢揃いの画。


13巻129話「天窓さ」


シライシーッ!!


13巻129話、天窓から侵入するゴトリ。


13巻129話、のっぺら坊のいる第四舎。


13巻129話、のっぺら坊のいる第六六房。


13巻129話「…アチャ?」


5巻48話「のっぺらぼうはアシリパの父親だ」ここ第四舎二四房を脱獄した昭和の脱獄魔・白鳥由栄のエピソードも。


白石というキャラクターが作られるきっかけとなったであろうエピソード。


典獄のサーベル


14巻134話からの鎖デスマッチで使われてましたね。


視察孔。舎房扉の鉄格子は破壊が不可能なように二重ボルトで締められてます。ただ1人、この鉄格子を破壊し脱獄したのが白鳥由栄。


明治の脱獄王・五寸釘寅吉が使用した五寸釘。白石も4巻37話で牛山のハンペンに突き刺してました。ここから得たエピソードなのかも。


作中とは肩章やデザインが異なりますが、看守の衣装。


土方も着せられた囚人服と編笠。目立つようにオレンジ色。深い編笠は顔を見られないようにすることと、周囲の風景を覚えさせないためだそうです。

舎房だけで1時間以上いました〜!すごい見応えです。ショーケースに展示の博物館も良いですが、建造物の中に実際に入れて大きさや質感などを体感できるのは没入感が違います。

⑳浴場


13巻129話、トニ・ゴトリのシルエットが横切った建物。内部は囚人の浴場です。


作中多くのキャラクターが入れてたくりからもんもん。凶悪犯や任侠、ばくろうなど、入墨をした者が多くいたようです。

㉑煉瓦造り独居房


13巻126話、網走監獄潜入の計画を立てるシーン。窓のない真っ暗な独居房だそうです。怖。

㉒懲罰房


9巻84話「闇堂(やみどう)行きだ白石ッ」


9巻84話「逃走ッ!!逃走ッ!!白石逃走ッ!!」これは移築された樺戸集治監の懲罰房。
後に訪れた樺戸監獄のガイドさんに伺ったお話では、ここでは食事を減らされ、真っ暗で立つことも寝転ぶこともできない狭小スペースに最大3日閉じ込められたそうです。建物の外観ではそこまで狭さを感じないですが、内部が二重造りになっているので、囚人がいるスペースは外観の半分もなさそうです。

教誨


14巻133話、犬堂典獄が向かったのっぺら坊の隠し場所


14巻135話「かたや土方歳三は年老いた脱獄囚…」


9巻85話「あの…もし!!あなたはひょっとして…」「もし」って丁寧に呼びかける白石可愛い。


14巻134話「俺が犬堂の両目をぶち抜いてやる」


14巻135話、犬堂の鎖にブン回される土方歳三


14巻135話「この期に及んでまだ私に明治新政府へ転べと?」志が山より高い土方歳三


14巻135話、ズドッ「生け捕りに出来るほどまだ老いちゃいない」土方〜〜!!


14巻136話「ぐうっ…」「やれ 最後の侍…」犬堂の最期。

これで作中登場箇所は回れたはず…!!
本当は14巻132話の、第七師団突入から渡り廊下みたいなところでの銃撃戦の場所があるのかと探したんですが、板壁じゃない木組?みたいな場所が見つからず。
同じく14巻134話、杉元の元へ走るアシリパさんの背景と、14巻135話での杉元vs二階堂のシーンの背景の渡り廊下みたいなところも探しました。⑮二見ヶ岡刑務支所だとアタリはつけてたんですが、実際には板壁ばかり。


近いような造りではありますが、似てるだけ。網走監獄博物館以外の場所なのかも知れません。無念〜。

「各所で原作と同じ画を撮る」「キャラクターが歩いて過ごして感じた同じ場所に立つ」が目的なので、事前に下準備はしてありますが、いざ現地に来ると原作と照らし合わせながらの見学になるので(開拓の村で経験済み)3時間の滞在時間を取ってました。が、
朝から飲まず食わず休憩もトイレも一切なし、3時間ぶっ通しで歩き続け、気づけば北方民族博物館へ向かうバスの時間が迫ってます。全然足りない…!!正直、開館から閉館までいるくらいでも良いと思います。


作中画を撮るのにすべて費やし、各所の説明や体験コーナー、VRもなにもかも手付かずで、お土産もゆっくり見られなかったですが、それが目的で来てるので悔いはないです。

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せめてお土産店の金カムコーナーはチェック。

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がっっっ…こいい…。こんな男前イケメン色気ダダ漏れ尾形がアニメ絵であるなんて…。こいつぁ〜自分が歩く18禁だって自覚してる顔ですわ。
R指定尾形は買わなかったけど(買えや)、とりあえずトイレだけは行って、休む間もなく観光施設めぐりバスで北方民族博物館へ。ガイドさんをお願いしてるので遅れるわけには行かない!


網走監獄も北方民族も長くなったので、北方民族博物館は次の記事をご覧ください。

unibio.hatenablog.com

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