ゴールデンカムイ聖地巡礼ログ

公共交通機関で巡るゴールデンカムイ聖地巡礼の旅記録

ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ 旭川④ 神居古潭

ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ!! 巡礼5日目、旭川3日目は、早朝に神居古潭に行った後、美瑛でランチを頂き、実家の札幌へ向かいます。

スケジュール

07:00〜07:33 (空知中央バス深旭線/深川市立病院前方面)旭川駅-神居古潭
07:45〜08:20 神居古潭
08:34〜09:10 (沿岸バス留萌旭川線/旭川駅方面)神居古潭-旭川駅
09:20〜10:30 ホテルで休憩&荷造り、チェックアウト
10:39〜11:13 (JR富良野線旭川駅-美瑛駅
11:30〜13:00 アスペルジュ(ランチ)
13:59〜14:33 (JR富良野線)美瑛駅-旭川駅
15:00〜16:25 (JR特急カムイ30号)旭川駅-札幌駅
17:00〜18:00 Salon by S(夜パフェ)
交通宿泊費 旭川-神居古潭バス ¥490、¥520
美瑛-旭川列車 ¥640×2
旭川-札幌 JR特急 ¥2,860(トクだ値

神居古潭

神居古潭は最寄と言える電車の駅がなく、数少ないバスしか足がないので、行くか悩みましたが、やっぱりこの機会じゃないと絶対に行く気にならないので、入念にバスの時刻を調べて早朝なら行ける行程を組みました。 早朝でなく日中~夕方のバスも調べましたが、神居古潭で2〜3時間持て余す行程にしかならなかったです。


旭川駅10番乗り場発の空知中央バス深旭線で「神居古潭」下車。こんな国道沿いの藪の中のバス停?で降ろされます。


反対側に渡ってから振り返って見たバス停。


渡ってから左に少し行って復路のバスもチェックしときます。


復路のバス停。


復路は空知中央バス道北バスどちらもほぼ同じ時間。2路線ある若干の安心感。ここで乗り遅れたら遭難待った無し。徒歩で旭川駅までは4時間くらい、TAXI GOは範囲外です。ちなみにGoogleマップだとこの行程は出て来ず、ジョルダン君に聞きました。
復路のバス停から少し右方向へ歩くと神居古潭の案内板。


案内板から旭川駅方面へ進んで橋を直進します。


橋から見た石狩川。川幅が広いです。


国道沿いの橋の上を10分ほど歩くと神居古潭トンネルが見えて来ます。


左方向に進んで、


東屋が見えてきます。


神居岩のアイヌ語地名表示板。


表示板の少し先から見える神居岩。言葉にならない程の威圧感。


神居古潭アイヌ語地名表示板。


神居古潭の成り立ちや伝説。

アイヌの人にとって舟が主な交通手段だった時代、この渓谷は水流が激しく、舟行の難所だったため、アイヌ語で悪い神、ニッネカムイの仕業であると恐れ、カムイ(神)のいるコタン(里)と呼ばれるようになったそうです。


神居古潭を調べて行くと、作中に出てくる時代背景がどんどん繋がっていくので、野田先生の知識量とそれを作品に自然かつ齟齬がないよう織り込む技術に驚きました。 樺戸監獄できます→物資が必要なので船運が発達→石狩川を外輪船・上川丸運行→陸路も必要になり上川道路が開通→札幌・月寒で編成された第七師団が旭川に軍都を築く(超ざっくり)


この石狩川神居古潭周辺を開拓したのがいかに過酷で危険だったか、月形の樺戸監獄でも知ることができます。


本当にカムイがいそうな山並み。ここから神居古潭大橋を渡れるのですが、


〜完〜


試される大地、再び。
こんなの道外の人間は予想できないよ〜〜!!! ※旭川観光協会公式サイトでちゃんと告知されてました。

こんな…こんな、朝5時半に起きて7時のバスに乗り、歩行者1人もいない(何度目だ)、トラックビュンビュン走ってる国道沿いを1人歩いて来たのに~!!


遠目でも10巻92、93話土方歳三が切った神居古潭大橋や、白石・キロランケ達が流れた石狩川を見られて良かったとします。


10巻92話神居古潭」の見開きにできる限り寄せた画。想像してたよりずいぶん真っ白な橋です。


白石が流れて行ったのは神居古潭大橋から下流に向かってだと思いますが、国道沿いからだと見られません。大橋手前から上流へは川沿いを歩いて行けます。


ヒグマに怯えながら精神が保つ限り行ってみることに。


そこかしこで川幅が変わり、水流の緩急差が非常に激しいです。唸りが聞こえるほどの激流もあれば、穏やかな水面に変わったりと、ここを渡るのは相当な覚悟がいったと思います。


なんかここ10巻92話の土方「なるほど… では私は底なし沼から這い出てきたイペタムとなろう」の見開きの川っぽい!!


神居古潭から復路のバス停へ戻る時の橋の上からの石狩川。ここの水面は穏やかです。


神居古潭でのタスクがあっという間に強制終了してしまったので、歩行者なんぞいない最寄駅もない国道沿いで1人バスを待つのはなかなかの試練です。東屋で待つのはヒグマが怖くて無理でした。しかも復路のバスが2分遅れで到着。恐怖の2分間でした。

美瑛

一旦ホテルに戻り着替えと荷造り。大物はホテルから札幌に送り、手荷物は旭川駅のコインロッカーに預けて、JR富良野線で美瑛駅へ。昨日の悪天候が嘘のような快晴。


北海道を代表するフレンチ、モリエールさんの系列店、アスペルジュさんへ伺います。美瑛には同じ系列店でビブレさんもありますが、美瑛駅から車必須。タクれば良いのですが、駅から徒歩圏内かつ美瑛選果にも行きたいのでアスペルジュさんをチョイス。なお冬季は休業なのでご注意を。

レストラン・アスペルジュ

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素敵〜!!!清潔で広くて綺麗で明るくて開放的で素敵すぎる内外装とインテリア。程良くカジュアルで大変好み。画像下段の外観は美瑛選果。ランチコースは3種類。北海道は豚肉もとても美味しいのと、こちらのスペシャリテ、茹でたてのアスパラがつく真ん中のコースに。


人参のムース、20種類の野菜のサラダ、じゃがいもパン、越冬じゃがいものピューレ・山山葵、びえい産アスパラガスの茹で上げ・タルタルソースと卵黄・オリーブの塩、美瑛産豚ロースのグリエ。薪?藁?焼き上がりを見せてくれます。 脂が美味しい〜!玉ねぎのローストが別添えで。デザートに牛乳ソルベ、黒豆ショコラとティー。 野菜がみずみずしくて味が濃くてとっても美味しかったです。もう満腹。アスパラの良い時期ですなあ。


ランチの後はJR富良野線旭川へ。一切の観光をせずランチのためだけに美瑛に行きました。 3泊した旭川ともここでお別れ、JR特急カムイ30号で札幌へ1時間半。釧路-網走-旭川を移動した後だと近く感じる…が、都内で1時間半なら名古屋着いちゃうから北海道ってホンッとに広いんだなあ。

札幌


夜の時計台。18時くらいでも観光客でいっぱい。そんでやっぱり甘いものを食べないと終われない。札幌といえば夜パフェなので、予約しておいたSalon by Sさんへ。

Patisserie Salon by S

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札幌大通から少し歩いたところ、狸小路商店街の外れの方にある、パフェとスイーツ、パンもあるパティスリー。 とても人気店ですが、予約ができるので気軽に伺えます。細ーい入口から2階に上がると、無機質と植物が組み合わされた、清潔でオシャレすぎる店内。素敵~!!可愛い~!!


この時期のメニュー、西表島のピーチパインを使った、ボリュームのあるパフェを頂きました。


甘い酸っぱい、ふわトロとサクサク、食感とお味のコントラストのバランスが良く、最後まで飽きずに食べられました。 とくにピニャコラーダ風アイスが美味しかったです!また札幌に来たら絶対伺いたいです。

この日の聖地巡礼は早朝の神居古潭のみ、あとは美味しいものを頂きながらの移動メインで、中休み日のつもりでしたが、なかなかにハードな体験をする1日でした。
当初、明日は江別と夕張、明後日は開拓の村の予定でしたが、明後日が雨予報になってしまったので1日早めて明日、大本命開拓の村です!