ゴールデンカムイ聖地巡礼ログ

公共交通機関で巡るゴールデンカムイ聖地巡礼の旅記録

ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ 樺戸監獄・江別河川・江別&新琴似屯田兵中隊本部

ゴールデンカムイ聖地巡礼リターンズ!! 行った日付はバラバラですが、この記事では月形の樺戸監獄・江別河川防災ステーション・江別市屯田資料館&新琴似屯田兵中隊本部をまとめます。※これらへは全て両親に車を出してもらいました。

月形樺戸博物館

開館時間:09:30〜17:00
休館日:12月1日~3月19日
アクセス月形町コミュニティバス「とべ〜る号」月形役場下車
案内サイト月形樺戸博物館



以前はJR札沼線石狩月形駅が最寄駅でしたが、2020年に北海道医療大学駅以降の廃線に伴い廃駅となりました。現在では札幌駅から月形役場までのコミュニティバスが出ています。車だと札幌から1時間ほど。


写真撮影は外観と入り口の色紙のみ可能。明治19年に建て替えられた当時の樺戸集治監本庁舎。


9巻86話、樺戸監獄正面入り口


9巻86話、「では良いお年を」 ここでは剣術師範として招かれていた永倉新八の展示もあります。


すりへった石段。ひとつ4キロ弱の鉄丸をつけた囚人の出入りですり減ったそうです。


入り口にはアシリパさんの色紙! 

本庁舎から地下通路を辿った先に博物館があります。とても清潔で綺麗に展示されてて見応えのある博物館でした。作中に出てくるエピソードのいくつかを見ることもできました。
内部は約1時間のガイドさんをお願いできます(事前予約制)。 樺戸監獄の成り立ちから、囚人の過酷な環境、歴史上の人物たちの活躍、道路や水道などの整備に至るまで、トータル1時間半くらい説明していただきました。ただ展示を見るだけではわからないことばかりなので、とても良い勉強になりました。 奥の博物館も含めて膨大な展示物があり、興味のある方は1日いられると思います。

江別河川防災ステーション

開館時間:9:00〜18:30
休館日:月曜日
アクセス:JR江別駅から徒歩15分、中央バス「東光町入口」停から徒歩6分
案内サイト江別河川防災ステーション

 


石狩川沿いに建つ防災ステーションは、樺戸監獄が設立されたことで、人や物資を運ぶために水運が発達し、当時使われた外輪船などが展示されてます。


後に上川道路などが整備され、陸路が輸送機関の中心となり、石狩川の舟運は昭和初期以降、衰退していったそうです。作中当時はちょうど過渡期に差し掛かっていたと思われます。


24巻234話〜238話に出てくる蒸気船、上川丸の原寸大模型が展示されています。原寸なのでものすごく大きく、全体を1枚に収めることは難しいです。


24巻234話〜、上川丸の船首。


24巻234話、外輪式蒸気船の説明をする博識な白石のコマの船体外輪部分。


24巻234話、船長「!?」のコマの船首。


24巻234話、房太郎の子分「うおっ」のコマの船体右側。


24巻234話、白石「船とぶつかったぞ」のコマの白石が駆け降りた梯子。


24巻234話、上川丸の下を潜水する房太郎のコマの外輪。


24巻234話、水上に跳び上がる房太郎・船上から船員を投げ飛ばす杉元のコマ。


24巻234話、「房太郎の子分たち」のコマの船尾。 ※反転


24巻235話、杉元「アシリパさん」のコマで駆け降りた外輪の階段。


24巻235話、房太郎「代われ」のコマの操縦室。


24巻236話、房太郎「俺は王様になる!!」のコマの外輪。


24巻237話、房太郎「やっぱり分け前に納得いかないかね?」の1コマ前、外輪の階段を登る房太郎。


24巻237話、房太郎vs杉元らの乱闘シーン、「おあ〜」のコマの船体左側。


24巻237話、房太郎「ゴンボオ(権堂)」が、ボキゴキボキッ ペッてされた外輪。


24巻237話、房太郎の髪を巻き込んだ外輪。ゴオウンゴオウンゴオウン


24巻237話、「江別という地名はアイヌ語のユペ・オッ「チョウザメが沢山いる」から由来した説がある」


24巻238話、船長「船の外輪が破損した」


24巻234話、白石「昼前には江別に着くぜ」


2階にある金カム祭壇コーナー。さすがの房太郎率!これスタッフさんも相当な金カムファンと思われます(ホッコシ)。


野田カムイの色紙と、聖典(原作)の上川丸初登場シーン。

できればもう少し引きで全容を見られればなお良いですが、原寸大の蒸気船はものすごく大きくて大迫力!徒歩、馬、ソリなど原始的な乗り物が多かったこれまでの道中と打って変わって、文明的な乗り物が登場することで時代の移り変わりも感じられるエピソードでした。


1階には激安物産店があって、ほとんどの人が爆買いしてました。

江別市屯田資料館

開館時間:09:30〜17:00(4/29〜11/3の土日祝のみ開館)
休館日:4/29〜11/3の月〜金、11/4〜4/28
アクセス:JR野幌駅から徒歩約15分
案内サイト江別市郷土資料館分館・屯田資料館



江別河川防災ステーションから車で約10分の屯田資料館へ。こちらは現存する最古の屯田兵の本部建物です。


江別市屯田資料館と新琴似屯田兵中隊本部が、20巻199話・200話の陸軍訓練所の内外観として登場します。


江別の外観は新琴似と左右が逆で、作中登場は新琴似屯田兵中隊本部」の方です。三角屋根の上のオブジェもすこーーーし違います。


20巻200話、ロシア人を運ぶ誘拐犯3人のシーンは、カーテンの重なり具合が一致してるので江別市屯田資料館」の方。


20巻199話、30巻295話に登場の、月寒あんぱんがしまわれていた茶箪笥。江別市屯田資料館」の方にだけ、この茶箪笥があります。


20巻199話、ロシア語で「食べるな!」と、大暴れする音之進の背景。30巻295話、鯉登「嘘で試した人間の「愛」しか本物と思えないのでは?」で登場。


江別で入口を振り返ると、20巻200話フレディ・マーキュリーした鯉登パパの「音之進〜!!」のドアに似てますが(江別で上部に3つ窓のドアはここだけ)、新琴似屯田兵中隊本部」の方にピタリ一致のドアがあります。

新琴似屯田兵中隊本部

開館時間:4〜11月の火・木・土の10:00〜16:00
休館日:4〜11月の月・水・金・日、12月〜3月
※開館日時が非常に限られてるので要注意
アクセス:JR新琴似駅から徒歩10分
案内サイト新琴似屯田兵中隊本部

 


新琴似は札幌駅から電車で10分くらいでアクセスしやすいですが、他の聖地や札幌のメインエリアとは反対方向になります。 

20巻199話の陸軍訓練所の外観は新琴似屯田兵中隊本部」の方です。


20巻200話、鶴見「私が裏に回って突入しますので表から注意を引いてください」、30巻295話にもこの角度で登場。


30巻295話、鶴見中尉に導かれて恐怖する音之進少年。


20巻200話「音之進〜!!」


新琴似は江別と同じように入り口にも上部3つ窓のドアがありますが、内部のこちらは向こう側に同じ引き戸が見えます。フレディ・マーキュリーシーンは新琴似屯田兵中隊本部」の方です!


20巻200話で鯉登パパがドガンッてドアを蹴破った、ドア3枚向かい合わせのコマは、新琴似屯田兵中隊本部」の方の入り口が1番近いです。右のドアの開く向きは違いますが、正面ドアと上部の壁・左側ドアが一致。


20巻200話の誘拐犯3人組がロシア人を運ぶシーンは、新琴似ではこちらが近い画になりますが、カーテン上部が重なってないので、ここは江別市屯田資料館」の方がモデルになります。


新琴似の方には兵隊さんのジオラマも。

江別・新琴似まとめ

江別市屯田資料館」では、死体運び誘拐犯3人シーンと、あんぱん茶箪笥の2箇所がモデルに該当します。
新琴似屯田兵中隊本部」では、外観、音之進〜!ドア、ドガンッドアの3箇所がモデルに該当します。

30巻295話、音之進「嘘で試した人間の愛しか本物と思えないのでは?」で、茶箪笥の横にデルビル磁石式壁掛電話機がありますが、江別にも新琴似にもありません。 開拓の村③旧手宮駅長官舎他で似た展示物を見られます。

ツキサップじんぎすかんクラブ

tabelog.com


札幌最終日の夜ご飯は、ジンギスカンの人気店、ツキサップじんぎすかんクラブさんへ行きました。予約ができないので平日18時頃に伺い、まだだいぶ空いてましたが、その後8割くらい埋まったので、週末は行列覚悟です。
最寄りと言えるのが南郷13丁目福住駅ですが、徒歩30分以上かかるので、タクシー必須です。


オーナーさんがソムリエの資格をお持ちだそうで、ワインセラーがあります。2〜3千円から5〜6千円の良心的な価格のワインが多数揃ってます。


メニューは潔く、生マトン・野菜・おにぎり のみ!!肉は部位とか種類とかなく、生マトン一択。マトンというと警戒されがちですが、まっったく臭みがなく柔らかくて食べやすいです。ラムのみずみずしい爽やかさも捨てがたいですが、こちらの生マトンのミルキーな力強さもたまらない!


セラーから選んだ白と赤。3人で2本がすでに空。美味しかったなあ。


あまおうのソフトクリームでシメ。数ある中でも札幌でジンギスカンなら絶対ここがオススメです!!

ちなみにこちらのじんぎすかんクラブさんは、農業専門学校の八紘学園の敷地内にあり、八紘学園の農産物直売所では、うちの両親曰く「今までで一番美味しい」ソフトクリームが食べられます。

hakkougakuen.ac.jp

営業日時が限られてるのと、夏季でも終業が早いので、行く際は要チェックです。まわりにも勧めまくってて実際行った知人も「今までで一番美味しい」と言ってましたが、私自身は未だかつて一度も行けてません。冬季休業だったり定休日だったりでもう4〜5回は逃してます。とにかくタイミングが合わない。今回も行けそうなタイミングはありましたが、聖地巡礼を優先し(当たり前)、結局行けず終いでした。行ける方は是非!!

尾形ルート

明治34〜35年 赤坂で杉元・勇作と邂逅(この時点で鶴見は菊田を認識していないが、誘拐事件には加担させているので赤坂が先と思われる)※二等卒
明治35年 函館で音之進誘拐事件に加担 ※二等卒or一等卒(夏衣と思われるので袖章確認できず)

明治37年

日露戦争中、旅順で実弟殺害 ※上等兵

明治39年

旭川で実父殺害
明治40年2~3月頃 小樽で杉元と邂逅→入院(小樽?)→小樽で谷垣狩り
4~5月頃 茨戸でどんなもんだい→夕張で江渡貝くーん→チンポ先生らと月形へ
6~7月頃 旭川潜入→大雪山を越えて逃げるしかない
8~9月頃 釧路でタァニガキゲェンジロォ~→屈斜路湖でフリチン
9~10月頃 網走潜入
11月頃 樺太大泊・敷香→樺太狙撃手対決
12月〜明治41年1月頃 亜港・流氷原対決
2月頃 棒鱈です
3~5月頃 小樽でノラ尾形→札幌で狙撃練習→ビール工場で札幌狙撃手対決
6~7月頃 函館
滞在・通過エリア 小樽-茨戸-夕張-月形-旭川-大雪山-釧路-塘路湖-屈斜路湖-北見-網走-樺太-小樽-札幌-函館


「各所で原作と同じ画を撮る」「彼らが歩いて過ごして感じた同じ場所に立つ」
がこの旅の目的で、尾形ルートを辿りたいのもあり、当初は夕張にも行く予定でしたが、車を出してもらう予定の父が別の用事が入り断念(夕張は電車が廃線になったので、車じゃないとかなり大変)。
あと尾形がフリチンで優秀な上等兵した屈斜路湖にも何とか行きたかったのですが、どう組んでも公共交通機関だけでは難しい。 釧路発着のピリカ号なら屈斜路湖周辺に行くこともできますが、早朝スタートなので釧路前泊が必須なのと、12巻119話で登場する屈斜路湖の風景が見られる美幌峠は回らない。
茨戸と北見に出てくる建造物は開拓の村で見られるので、あとは夕張と屈斜路湖にいつか行ってみたいです。

これで札幌4日間の聖地巡礼は以上です!明日は登別と大沼公園を経由して函館へ向かいます!